プログラム・日程


特別講演1

地方の救急医療のための組織づくりとは?

演者:上田 敬博(鳥取大学医学部附属病院高度救命救急センター 教授)

特別講演2

砂が持つ無限の可能性への挑戦

演者:茶圓 勝彦(砂の美術館 総合プロデューサー)

教育講演

なりたい自分になる生き方 ~逆境こそ自分の才能を広げるチャンス~

演者:高村 好実(コミットイングループ 代表)

シンポジウム【臨床微生物部門】

検査の多様化が進む中で ー新時代の微生物検査

 

近年の微生物検査は、感染症対策の中心的な役割を担う部門として、業務内容が多様化・多面化してきている。そのため、微生物検査に対するニーズも刻々と変化している。また本領域は、技術スキルやノウハウなどの経験が活かされる検査でもあることから、若い世代への技能伝承が重要な課題となっている。本シンポジウムでは経験豊かな検査技師の視点から、微生物検査の目指す方向性や後進の育成についてご講演いただく予定としている。また臨床の視点からは、微生物検査(技師)に望むことについてご講演いただき、『新時代の微生物検査』を参加者とともに考える場としたい。

シンポジウム【臨床一般部門】

他部門との連携を考える ーより品質の高い検査を実施するためには

 

一般検査は生体情報を知る上で必要な検査であるが、結果判断に苦慮する場面にしばしば遭遇する。本シンポジウムでは、一般検査において結果判断に苦慮する場合、どのように解釈すれば良いかを様々な検査の視点からご講演いただき、日常業務に活かせるよう参加者のレベルアップを図りたい。

シンポジウム【臨床血液部門】

貧血について考える ー貧血の鑑別と病態についてー

 

貧血は臨床的に遭遇する機会が最も多い病態の一つである。主な成因は「赤血球の産生減少」、「赤血球消失量の増大」、またはその両者による場合があり、これらは赤血球分化過程のあらゆる段階で起こり得る。本シンポシウムでは、日常検査における貧血の鑑別をテーマとして、小球性貧血、正球性貧血、大球性貧血の代表的な症例について議論し、成因・病態から鑑別方法まで幅広く知識を得ることを目指したい。

シンポジウム【病理細胞部門

学び直す染色の精度管理 より質の高い標本作製と維持のために

 

特殊染色や免疫染色は、HE染色では識別できなかった組織形態を明瞭にすることができる。そのため、診断や治療薬の選択に不可欠であり、高品質な染色技術の実施と維持・継続が求められている。本シンポジウムでは、この特殊染色や免疫染色の分野で実績を積み重ねている講師の先生に、精度管理の実践についてご講演いただき、標本品質の向上と維持管理について学び直すことを目的とする。さらに、どのような標本が病理医にとって観察しやすいのか、病理医の視点からもご講演いただき、日頃の業務に生かすことを目指したい。

シンポジウム【生物化学分析部門

精度保証について語ろう! あなたの想い、正しく届いていますか?

 

検査データに影響を与える要因への対応は、信頼できる検査結果を報告する上で重要である。近年、検体採取やタスク・シフト/シェアなどの検査室外での活動が増えており、検査室内だけでは出来なかった分析前の要因への対応が可能になってきている。また、分析後においてはパニック値や異常値などの報告手順の確立や、報告後の適切な対応について確認を行う事で、より信頼性の高いデータの提供につながっている。本シンポジウムでは、分析前後で検査データに影響を与える要因を紹介する事で、各施設で行える精度保証について話し合うきっかけにしていただきたい。

シンポジウム【臨床生理部門

生理検査の精度管理と教育体制

 

生理機能検査に関する精度管理および教育体制については、各施設で様々である。ISO15189や精度認定制度を取得した施設より、その方法、工夫、問題点、および新人教育体制についてご講演していただき、自施設の精度管理及び教育体制を見直すきっかけにしていただきたい。

シンポジウム【輸血細胞治療部門

輸血検査時の予期せぬ問題への対応 落ち着いて対処するために身につけたい技術と知識

 

輸血検査をしているとしばしば予期せぬ反応に出くわし、検査に時間を要することがある。その際、速やかで的確な判断は、安全で迅速な輸血製剤の供給に寄与する。この判断力を身につけるには知識や経験が必要となるが、自施設の症例だけでは限界がある。本シンポジウムでは、自施設において起こった問題とそれをどのように解決したのかについて、講師の先生方から解説していただき、輸血業務における判断力、対応力のレベルアップを目指したい。

シンポジウム【染色体・遺伝子部門

基礎から学び直す遺伝子検査 新時代を迎え遺伝子検査の基礎を学び直す

 

がん遺伝子パネル検査や新型コロナウイルス感染症検査で身近になった遺伝子検査であるが、検査の基礎を理解することは非常に重要である。本シンポジウムでは遺伝子検査の各工程について、それぞれに焦点を当て、その基礎となる原理や検査法、検査の特徴、トラブルシューティングを学び、自施設の遺伝子検査の在り方について考える機会としていただきたい。

■学会事務局

 一般社団法人 鳥取県臨床検査技師会

 〒683-0843 米子市三旗町7-11番地

 E-mail:2024tottorityushi@gmail.com

■運営事務局

 アクティブ・プロ

 〒683-0851 鳥取県米子市夜見町1895-3

 TEL:0859-48-0700 FAX:0859-48-0600

 E-mail:jamt-cs2024@act-p.net